東京ヴァルハラ異聞録

……考えた事がなかったけど、西軍から感じたあの強大な力。


ヴァルハラでのビショップにも匹敵する力を感じたけど、あの何かがビショップを排除しようとしたと考えたらどうだ?


近くにいた俺達を巻き込み、この世界でビショップを倒す為に。


「そうかもしれねぇなあ。つまりお前は嫌われてんだよ。ここで俺達と戦って死ねって事だろ」


秋本の挑発に小さく舌打ちをして、ビショップは俺を睨み付ける。


「ここでお前らを殺せば、俺の敵はいなくなる。つまりそういう事だろ。初めてあった時言ったよな?俺を……殺しに来いってよ!!今がその時ってわけだ!フハハハハハッ!」


本当に何を言っても無駄なのか。


一対一ではまず勝てない。


ビショップにとっても、俺にとっても不本意である事に違いないけど、こちらは四人でやらせてもらう。


「やっとやる気になったか?仕切り直しと行こうか。俺に一撃入れてみろよ。お前の最高の一撃を防いで、そのままぶち殺してやるよ!」


「昴少年、挑発に乗るな。四対一では勝てないから、一人一人殺そうとしているだけだ」


「ああ、そうだぜ。俺はそんな条件を飲む義理も義務もないからよ。遠慮なくやらせてもらうけどな」