東京ヴァルハラ異聞録



「おいお前!武器を捨てて手を上げろ!!あの化け物はなんだ!どうしてお前は生きてる!」


ボロボロの身体を治そうと、PBTを取り出した時に、警察官に囲まれて拳銃を向けられた。


俺達はこの世界では異常……か。


誰も殺さない為に戦ったのに、結局俺も同罪と言うことかな。


画面を操作して、瞬間回復を行う。


良かった、元の世界でもこれは出来るようだ。


「答えろ!!何が目的で人を殺した!」


ある警察官が言ったその言葉にカチンときて、俺は警察官を睨み付けた。


「俺は……殺されるのを止めようとしたんだ!あんた達があいつを刺激せずに、歩行者を逃がしていればこんなに死ななかった!」


それは結果論だと言うのはわかっている。


止めようとしたと言っても、結果は大勢が殺される事になったのだから。


「そして俺は、警察に捕まるわけにはいきませんから。悪いですけど、逃げさせてもらいます」


再び日本刀を取り出して、鞘から引き抜いた瞬間。


俺に向かって一人の警察官が発砲した。


左の太ももに向けて放たれた銃弾。


だけど俺は、身体を横に向けてそれを回避。


名鳥や秋本の攻撃と比べると、全然遅い。


これなら、もしかすると直撃したとしてもダメージはないかもしれないな。