東京ヴァルハラ異聞録

「死にやがれ!ゴミ虫共っ!!」


ビショップの口から火球が放たれた。


それに合わせて、鞘から日本刀を引き抜く。


振り抜いた日本刀から斬撃が飛び、火球を切り裂いた。


「あつっ!!」


「何っ!?」


真っ二つに引き裂かれた火球は、俺の横を通り過ぎた所で、破裂するように消失。


俺はその熱をモロに浴びたけど……大したダメージはないっ!


斬撃は、ビショップの口に直撃したけれど、少し仰け反ったくらいでこちらもダメージはない。


「貴様……結城昴!!フハハハハハッ!お前もこっちに来たか!いいぞ、これで俺は退屈しなくて済む!」


「ビショップ!関係のない人達を巻き込むな!!この世界で暴れても、お前に何の得もないだろ!!」


地面に着地し、ビショップを見上げて叫んだ。


「何の得もない?お前は本気でそう言っているのか?ヴァルハラでの力を持ったまま元の世界に戻れたら、世界を手に入れる事さえ出来るんだぞ!お前でさえ、世界最強の人間だ。それがわからないのか!!」


確かに、この世界でこんな力を持っていたら、ビショップの言う通り世界を手に入れる事が出来るかもしれない。


でも、そうじゃないだろ!