東京ヴァルハラ異聞録

「皆、無事かね!?いやあ、まさか名鳥があんな攻撃を隠してたとはね!」


俺達がいる屋上へとやって来た雨村と沙羅。


大友は……どうやら戦いが終わったら去っていったようだ。


「わー、お姉ちゃんおっぱい大きいね」


「な!いきなり何……そんなわかりきった事を今言う!?」


名鳥の変わりように、雨村も若干引いているようで。


もう一度明が説明して、雨村も納得したようだった。


「なるほどねぇ……それにしてもこんな子供みたいになるとは大変だねぇ。ほらほら順一、おっぱい吸う?」


そんな名鳥を見て、ここぞとばかりにからかう雨村。


「え?いいの?」


「いや、いいわけねぇだろ!!おっさんが気持ち悪ぃ!」


間髪入れずに秋本がツッコミを入れて、名鳥は落ち込んでしまった。


ルークに勝てたから良かったものの……なんなんだこれは。


でも、南軍に行って仲間を集めれば、次はいよいよバベルの塔だ。


そう思い、バベルの塔を見上げた俺は……奇妙な光景を目の当たりにした。


「?どうしたの?昴くん」


俺の異変に気付いたのか、沙羅がそう尋ね、同じように空を見上げた。


バベルの塔……その周りに、渦を巻くような雲が発生していたのだ。