東京ヴァルハラ異聞録

俺達の攻撃で、右側のビルにもたれかかるような体勢になったルーク。


「おい!どうなってやがる名鳥!まだ生きてんじゃねえか!」


「秋本さん!作戦は継続中だ!このままルークを攻撃してください!」


「チッ!早くやりやがれ!」


ルークの左側に移動し、秋本と恵梨香さんが、俺と明が傷を負わせた場所に攻撃を加え始める。


「秋本!傷が交差した場所を突け!私が骨を穿つ!!」


「お前にやれるのかよ!」


そう言いつつも、傷がクロスした場所にハルベルトを突き立てた秋本。


俺達の斬撃で削られた頭蓋骨をさらに削ると、そこに恵梨香さんが横回転しながら迫った。


「くらえ!」


そして、トンファーを回転させ、ハルベルトの石突きに叩き付けたのだ。


一度ではない。


二度、三度と、トンファーを打ち付ける度、ハルベルトが頭蓋骨に刺さって行く。


その衝撃に耐えかねたのか、ルークの膝が折れて、ビルが崩れ、ゆっくりと倒れ始めたのだ。


「まだかよ!!名鳥!!」


これ以上は削れないと判断したのか、秋本が声を上げた。


「いやあ……お待たせしたみたいだね。皆のおかげで、パワーを溜める事が出来たよ」