東京ヴァルハラ異聞録

だが、どう組み立てる!?


俺が秋本を弾いて、目にハルベルトを突き刺した後に、麻衣の盾で押し込むか。


それとも盾で俺を弾いて、俺が秋本を弾くか。


ルークの手を押し返してすぐに溜めを始めたけど……これも間に合うかどうか。


どちらにしても、ルークを倒せるイメージが湧かない!


「昴くん!こいつの腕に飛び移って!将太と沙羅ちゃん!二人で麻衣を昴くんに向かって飛ばせる!!」


神凪はそのイメージが湧いているのか、俺達に指示を飛ばす。


それが正しいのか間違っているかはわからないけど、悩んでいる暇なんてない!


神凪の指示通り、ルークの肩から左腕に飛び移り、潰れた右目に顔を向けた。


溜めが十分じゃない……けど、やるしかない!


俺と同じタイミングで飛んだ麻衣が、沙羅と将太に空中で受け止められる。


あの位置だと……ここだっ!


麻衣と右目を線で結んだ場所。


そこに飛び込んだ俺は、麻衣が投げられるのを見て、日本刀を構えた。


麻衣の盾が迫る!


でも……盾を蹴れば、意識がそちらに向いてしまって溜めが出来ない!


だとすれば……ギリギリまで溜める為に、これしかない!