東京ヴァルハラ異聞録

「目を貫いたとしても、本当に骨を破壊出来ますか!?攻撃が止まれればアウトだし、俺達の中で長さのある武器は秋本さんしか持ってない!やれるんですか!?」


薄い可能性に望みを託すなら、出来るかどうかわからないけど、外側から頭蓋骨を破壊する方法を取るという手もある。


俺の居合斬りは、溜めの限界を超えるのに一定時間集中しなければならない。


西軍では美姫に移動は任せっきりだったから集中出来たけど……ここでそれが出来るかはわからないし。


「うるせぇよ。骨に当たったら死ぬ気で打ち砕く!俺にしか出来ねぇなら、テメェらが不安になってんじゃねぇ!!」


悶えるルークの上で、バランスを取りながら秋本の言葉を聞き、それに託すしかないと判断した。


これでダメなら、それこそ何としてでも外側から頭蓋骨を破壊すべきだけど。


ここは北軍。


北軍の人達が団結して、このルークを倒したっていう事実が、さらに団結力を増すきっかけとなるはずだ。


「任せましたよ」


「誰に言ってやがる!!お前ら!俺のサポートをしろっ!!一撃で仕留めるぞ!」


秋本の言葉に、ルークの頭部の周りを飛び回っている皆の動きが変わった。