「いいかお前ら。ここであのデカブツを倒さなければ、安心して寝る事だって出来ない。生きる為に殺す。今までと何も変わらない。殺す相手が人間から化け物に変わっただけだ。だから遠慮はいらねぇ!!あいつが目覚めたら、一気に叩く!川から出る前に沈めてやるぞ!!自分に出来る事をやれ!その間に俺が必ずぶっ殺してやる!」
秋本の声に、湧き上がる人々。
ルークのせいで、眠れない時もあっただろう。
仲間も失っただろう。
だけど、この戦いでその不安から解放される。
そう信じたい人達が集まって、ルークを倒す為に戦おうとしている。
西軍でも皆必死に戦っていたけど……生きる為ならどんなに不利な戦いでも人は立ち上がれる。
そう希望が持てるような光景だった。
「しかし、川から上がる前に沈めると言ってもどうする?ルークは川の真ん中で休眠中だ。目覚めてすぐに攻撃を仕掛けたとして、そんな場所まで行ける人間は限られるぞ」
俺の隣で将太が頭を悩ませる。
「確かにな。秋本さんや一部の星5レアなら、あの程度の距離はどうにかなるとして、それ以外は川岸か橋の上から遠距離しか方法がない。結局、戦うのは俺達だって事だな」
吉良が将太の言葉に反応し、溜め息をついた。



