東京ヴァルハラ異聞録

そう言われると何も言えないな。


西軍の人達だって、ルークを足止めしようと頑張ってくれてたし、千桜さんなんかは俺達のサポートをしてくれた。


戦うと言っても、色んな戦い方があるんだ。


「ご、ごめん。じゃあ舞さんに任せるよ」


「わかったで!ほらほら、手を繋いで行こ」


嬉しそうにはしゃいで、俺の手を取って歩き出した舞。


今更だけど、この人も変わった人だよな。


なんでわざわざ手を繋いで行かなきゃならないのか。


「北軍は、ビショップにやられて死んだ人はいないのか?PBTが破壊された人は」


「んー、そりゃあいっぱいおると思うで?死体がそこら中に転がってたし。でも、強い人達で死んだ人は聞いてへんな。秋本さんは復活するはずやし」


良かった……とはとても言えないけど、ルークと戦う戦力が少なくなっていない事は救いか。


舞に話を聞きながら歩く事20分。


浅草寺の近くまでやって来た俺達は、建物が破壊されている街並みを見て溜め息をついた。


朝になれば、元通りになる……とは言え、この破壊の跡はルークの強さを物語っているようだ、


こんな事が出来る化け物と戦う……か。


星5レアは神の領域と、篠田さんが言っていたのを思い出したよ。