東京ヴァルハラ異聞録

「で、何の用?俺、ルークを倒さなきゃならないから忙しいんだけど」


「ルークって、あの大っきい化け物?あはは、昴くんは冗談もダイナミックになったんやなあ」


全然信じちゃいないし。


舞にしてみれば、初めて会ったあの時と俺の印象は変わっていないという事か。


「本気なんだけど。冗談かどうか……なんなら試してみる?」


そう言い、日本刀に手を掛けると、舞は笑い出して。


「冗談やん、冗談!昴くんが強くなってるのくらい見ればわかるし、からかってみたくなっただけやで。もう、ほんま可愛いわぁ」


……相変わらず俺は舞に転がされてるのか。


「そ、それならいいけど。ところで舞さんはこんなところで何をしてるんだ?北軍もルークが暴れてるんだろ?舞さんは戦わないのか?」


「それこそ冗談言わんといて。舞があんな化け物の相手になるわけないやん。星5レアの連中が束になっても叶わんのやで?」


やっぱり。


俺の思った通りかもしれない。


西軍では、美姫にルークの頭上まで上げてもらってからの急降下、そして俺の居合斬りと御田さんの攻撃でなんとか頭部を破壊する事が出来たけど、北軍にはそれに代わる連携がない。


あるとすれば麻衣のイージスの盾だけど……。