ルークが街で暴れているというのに、美姫は満面の笑みで月影を見る。
「そうじゃ、お嬢ちゃん。あいつが戻って来た時に、戦える人間が誰も残っていないじゃ話にならんからな!ただでさえ、何人も失っておるんじゃ。これ以上はやらせん!」
「じゃあ、俺達が足止めに行ってきますよ。やつは動き出したばかりだ。30分もあれば、キングが破壊されてしまうかもしれませんからね」
「頼むだぞ橋本。決して死なんようにな。ワシはこのお嬢ちゃんを説得したらすぐに後を追う」
そう言い、部下を引き連れて万世橋を渡った橋本達。
その姿を見て、月影は何を感じたのだろう。
「見たじゃろう?あの日、この街に悪魔が生まれた日、果敢に挑んで行った者は皆死んだ。あの悪魔に勝つ為には、敵だ味方だと騒いでいては不可能かもしれん。慕ってくれる者を失ったのは辛いかもしれんがな、だからと言って自分で何でもしようとするな」
「……あの悪魔には誰も勝てません。だったら、これ以上死ぬ人を増やさない方が……」
月影の決断を、御田は理解していた。
そう考えても当然とも思えるほどの力を、黒い悪魔は持っていたのだから。
「わからなくもない。じゃがな、お嬢ちゃん……」
と、そこまで言った時だった。
「来る……おじさん、来るよ!」
何かを感じた美姫が、バベルの塔の方を見て声を上げた。
「そうじゃ、お嬢ちゃん。あいつが戻って来た時に、戦える人間が誰も残っていないじゃ話にならんからな!ただでさえ、何人も失っておるんじゃ。これ以上はやらせん!」
「じゃあ、俺達が足止めに行ってきますよ。やつは動き出したばかりだ。30分もあれば、キングが破壊されてしまうかもしれませんからね」
「頼むだぞ橋本。決して死なんようにな。ワシはこのお嬢ちゃんを説得したらすぐに後を追う」
そう言い、部下を引き連れて万世橋を渡った橋本達。
その姿を見て、月影は何を感じたのだろう。
「見たじゃろう?あの日、この街に悪魔が生まれた日、果敢に挑んで行った者は皆死んだ。あの悪魔に勝つ為には、敵だ味方だと騒いでいては不可能かもしれん。慕ってくれる者を失ったのは辛いかもしれんがな、だからと言って自分で何でもしようとするな」
「……あの悪魔には誰も勝てません。だったら、これ以上死ぬ人を増やさない方が……」
月影の決断を、御田は理解していた。
そう考えても当然とも思えるほどの力を、黒い悪魔は持っていたのだから。
「わからなくもない。じゃがな、お嬢ちゃん……」
と、そこまで言った時だった。
「来る……おじさん、来るよ!」
何かを感じた美姫が、バベルの塔の方を見て声を上げた。



