東京ヴァルハラ異聞録

北斎通り。


総力戦が始まり、東軍の人達が防衛の為に北に意識を向けている。


光の壁際ほどではないけど、ここにも少人数のグループが敵を待ち構えて待機している。


「ん?な、なんだ!?西軍……と、北軍だと!!」


「なんでここに西軍が!!構わん!殺っちまえ!!」


俺達の位置からだと、横から背後に掛けてを突く感じになっている。


物陰に隠れている人達を、容易に発見する事が出来るのだ。


「沙羅!俺は上の敵をやる!美姫と地上を頼む!」


「わかったよ!」


潜んでいる敵に、星4レア以上の脅威は感じない。


俺よりも強い沙羅に任せれば、間違いないだろう。


武器を掲げて迫る東軍の人に迫り、飛び上がってその頭部を踏み付ける。


それを足場にさらに飛び上がった俺は、道の左側にあるビルの壁に日本刀を刺し、それを足場にさらに飛び上がって屋上へと移動した。


「は、早い!!くそっ!ここで死ねよ!!」


待ち構えていたのは五人。


弓やボウガンといった遠距離武器を構え、一斉に俺に向かって射る。


だけど、この程度の攻撃は弾くまでもない!!


接近しながら飛んでくる矢を回避し、日本刀を握り締めて攻撃体勢に入った。