しばらく歩いて、俺達は万世橋までやって来た。
総力戦が終わったら、悟さんとここで落ち合うって話だったけど……さすがにあれから5時間以上経っているからいないだろうな。
「そう言えば、黒部さんとここで会う約束してたわよね?昨夜の話だし……いるはずないか」
万世橋を渡りながら、右側にある巨大な塔を眺める。
この街にあって、元の世界にない建造物。
「今日もバベルの塔が綺麗ね。光を反射して、輝いてる」
「バベルの塔?ヴァルハラにバベルの塔ですか。北欧神話と旧約聖書が一緒なんて……なんか贅沢ですね」
何が贅沢なんだと言われると返事に困るけど、ふと思った事を口にしてしまった。
「私達がそう呼んでるだけよ。あの塔の本当の名前なんて知らない。天まで届く塔……ね?バベルの塔じゃない?」
比喩として使われているなら、それは何も言えない。
「あそこには何があるんですか?空高く……どこに続いてるんだろ」
「そんなのわからないわよ。バベルの塔の周りにはね、狼の化け物がうじゃうじゃいて、塔を守ってるって話よ」
梨奈さんもわからない。
三人で立ち止まって、バベルの塔を眺めていた時だった。
総力戦が終わったら、悟さんとここで落ち合うって話だったけど……さすがにあれから5時間以上経っているからいないだろうな。
「そう言えば、黒部さんとここで会う約束してたわよね?昨夜の話だし……いるはずないか」
万世橋を渡りながら、右側にある巨大な塔を眺める。
この街にあって、元の世界にない建造物。
「今日もバベルの塔が綺麗ね。光を反射して、輝いてる」
「バベルの塔?ヴァルハラにバベルの塔ですか。北欧神話と旧約聖書が一緒なんて……なんか贅沢ですね」
何が贅沢なんだと言われると返事に困るけど、ふと思った事を口にしてしまった。
「私達がそう呼んでるだけよ。あの塔の本当の名前なんて知らない。天まで届く塔……ね?バベルの塔じゃない?」
比喩として使われているなら、それは何も言えない。
「あそこには何があるんですか?空高く……どこに続いてるんだろ」
「そんなのわからないわよ。バベルの塔の周りにはね、狼の化け物がうじゃうじゃいて、塔を守ってるって話よ」
梨奈さんもわからない。
三人で立ち止まって、バベルの塔を眺めていた時だった。



