「我々は西軍から、両国を通って北軍に入ったのだ。理由は一つ、バベルの塔に向かう仲間を集める為だな」
恵梨香さんがそう言うと、皆一斉に巨大な白い塔を見上げた。
「あの塔に……向かう?それって、沙羅が言ってた事と同じだよね?」
麻衣がそう言うと、やっと沙羅が俺を見て小さく「うん」と頷いた。
「……黒崎沙羅。北軍の死神か。あの時の私よりも若いな。全く……少年という人種は、死神に惹かれるのか?理解出来んな」
何やらわけのわからない事を呟いているけど、俺と沙羅を微笑みながら見て。
秋本派にも、神凪派にも、思う所は多々ある。
神凪派には騙され、梨奈さんを見捨てられた。
秋本派には、その梨奈さんを殺され、間接的とは言え篠田さんを殺された。
だけど……バベルの塔の頂上で願いが叶うという噂があるなら、それに賭けてみたいと思うから。
死んで行った人達を生き返らせて、元の世界に戻りたいから。
その為に怒りは……抑える事だって出来る。
もちろん、仲間になるならという条件はあるけど。
「……あー、もう。何うじうじしてんだよ。あんなに沙羅沙羅言ってたのに、会った途端だんまりかよ。男らしくない!」
愛美がそう言って、俺の腕を掴んで沙羅の前に連れて行ったのだ。
恵梨香さんがそう言うと、皆一斉に巨大な白い塔を見上げた。
「あの塔に……向かう?それって、沙羅が言ってた事と同じだよね?」
麻衣がそう言うと、やっと沙羅が俺を見て小さく「うん」と頷いた。
「……黒崎沙羅。北軍の死神か。あの時の私よりも若いな。全く……少年という人種は、死神に惹かれるのか?理解出来んな」
何やらわけのわからない事を呟いているけど、俺と沙羅を微笑みながら見て。
秋本派にも、神凪派にも、思う所は多々ある。
神凪派には騙され、梨奈さんを見捨てられた。
秋本派には、その梨奈さんを殺され、間接的とは言え篠田さんを殺された。
だけど……バベルの塔の頂上で願いが叶うという噂があるなら、それに賭けてみたいと思うから。
死んで行った人達を生き返らせて、元の世界に戻りたいから。
その為に怒りは……抑える事だって出来る。
もちろん、仲間になるならという条件はあるけど。
「……あー、もう。何うじうじしてんだよ。あんなに沙羅沙羅言ってたのに、会った途端だんまりかよ。男らしくない!」
愛美がそう言って、俺の腕を掴んで沙羅の前に連れて行ったのだ。



