東京ヴァルハラ異聞録

戦い続けていてもいけない。


休む事も大切だという事で、俺達は近くのホテルで寝る事にした。


どこでだって寝ようと思えば寝られるけど、いっぱい動いたこんな時くらい、ベッドで休みたいと思ったから。


秋葉原駅の近くのホテルに入った俺達は、部屋に入ってベッドに横になった。


「あぁ……これはすぐに眠れそう」


包み込まれるような感覚が優しくて、眠りに誘う。


元々眠る為にここに入ったのだから、それでいいのだけど、どうせ寝るなら布団の中で寝たい。


それに、シャワーくらい浴びたいよな。


思えば、雨に打たれてそのままだもんな。


御田さんと久慈と戦っている間にほとんど乾いた……と言うよりは、高速移動で水分が吹き飛ばされただけなんだろうけど。


それでも、気持ち悪い感じはあったから。


「それじゃあ、シャワーを浴びますかね」


眠気を飛ばすように、声を出して起き上がった俺は、PBTを机の上に置いて服を脱いだ。


ユニットバスだけど、それでもこうしてゆっくり出来るのはありがたい。


寝て起きたら北軍に向かう。


千桜さんや久慈の情報では、荒れているという事だけど……沙羅なら大丈夫だと思いながら、頭からシャワーを浴びた。