そう言い、川本に近付いた三宅は、頭髪を掴んで強引に起こしたのだ。
「てなわけで、お前はキープだ。西軍には俺に逆らうやつもいるからな。そいつらを黙らせる為に、お前は生贄になるんだよ。ありがたく思え」
「だ、誰がお前なんかに……」
言い終わる前に、三宅は頬にパンチを放ち、川本を気絶させた。
力を見せ付けた後に殺すだって?
まさか、秋本のように皆の前で処刑しようっていうわけじゃないだろうな。
チラリと向かい側の千桜さんを見ると、俺を制止するように首を横に振る。
偵察だから、助けるなというわけだ。
南軍の人間を助ける義理はない。
そう思うのはわかるけど。
「よし、じゃあこいつを例の場所に保管しておけ。自殺しないように、猿ぐつわをかませておけよ?右手も切り落としておけ。武器を持たれると逃げられるかもしれないからな。俺は次のやつと遊んで来るぜ」
周囲の人間にそう言った三宅は、俺がいる屋上を見上げた。
まずい!
見付かったか!?
慌てて顔を引っ込めた後、ゆっくりと道路の方を見てみると……三宅が、ニタリと笑いながら、俺に向けて中指を立てていたのだ。
それでも、襲って来る気配はなくて、次のターゲットを探しに歩いて行った。
「てなわけで、お前はキープだ。西軍には俺に逆らうやつもいるからな。そいつらを黙らせる為に、お前は生贄になるんだよ。ありがたく思え」
「だ、誰がお前なんかに……」
言い終わる前に、三宅は頬にパンチを放ち、川本を気絶させた。
力を見せ付けた後に殺すだって?
まさか、秋本のように皆の前で処刑しようっていうわけじゃないだろうな。
チラリと向かい側の千桜さんを見ると、俺を制止するように首を横に振る。
偵察だから、助けるなというわけだ。
南軍の人間を助ける義理はない。
そう思うのはわかるけど。
「よし、じゃあこいつを例の場所に保管しておけ。自殺しないように、猿ぐつわをかませておけよ?右手も切り落としておけ。武器を持たれると逃げられるかもしれないからな。俺は次のやつと遊んで来るぜ」
周囲の人間にそう言った三宅は、俺がいる屋上を見上げた。
まずい!
見付かったか!?
慌てて顔を引っ込めた後、ゆっくりと道路の方を見てみると……三宅が、ニタリと笑いながら、俺に向けて中指を立てていたのだ。
それでも、襲って来る気配はなくて、次のターゲットを探しに歩いて行った。



