死体の場所を見れば、やつらがどこに向かったかがわかる。
その後を追って行こうと、歩き出したけれど……俺の腕を掴んで千桜さんがそれを制止させたのだ。
「待ってくださいわたるくん!一体どこに行こうと言うんですか!」
「え?あいつらがあっちに向かったから、後を追った方が……」
「そんなファイター思考はやめてください!僕達は偵察に来ているんです。出来るだけ無駄な戦いは避けたいですし、ゼロ・クルセイダーズの戦力を探るという点では、あの四人は泳がせた方が良いんです」
俺の腕を掴む千桜さんの手に力が込められる。
その目は真剣そのもので、自分の役割を正しく理解しての発言だと言うのがわかる。
なんでもかんでも戦って済ませれば良いと言うものではない。
そう、ガツンと言われたような気がして、俺は小さく頷いた。
「素直で助かります。籾井さん!音を聞いてください!やつらがいない出口から出たいですから!」
千桜さんがそう言うと、籾井さんは今までにない真面目な顔で、壁に耳を当てた。
「……東日本橋駅の方に向かって二人。この上の方から、1人に向かって大勢が駆け寄る音。そして……A4出口の方からも、似たような音が聞こえますね」
その後を追って行こうと、歩き出したけれど……俺の腕を掴んで千桜さんがそれを制止させたのだ。
「待ってくださいわたるくん!一体どこに行こうと言うんですか!」
「え?あいつらがあっちに向かったから、後を追った方が……」
「そんなファイター思考はやめてください!僕達は偵察に来ているんです。出来るだけ無駄な戦いは避けたいですし、ゼロ・クルセイダーズの戦力を探るという点では、あの四人は泳がせた方が良いんです」
俺の腕を掴む千桜さんの手に力が込められる。
その目は真剣そのもので、自分の役割を正しく理解しての発言だと言うのがわかる。
なんでもかんでも戦って済ませれば良いと言うものではない。
そう、ガツンと言われたような気がして、俺は小さく頷いた。
「素直で助かります。籾井さん!音を聞いてください!やつらがいない出口から出たいですから!」
千桜さんがそう言うと、籾井さんは今までにない真面目な顔で、壁に耳を当てた。
「……東日本橋駅の方に向かって二人。この上の方から、1人に向かって大勢が駆け寄る音。そして……A4出口の方からも、似たような音が聞こえますね」



