東京ヴァルハラ異聞録

悟さんと愛美がやろうとしている事。


それは、両国国技館の近くにいるポーンを殺すというもの。


当然、ポーンの巣に乗り込んでも、あっという間に取り囲まれて屠られるだけ。


「いいか?ポーンは基本的に群れで行動する。だけどたまに、単体で行動する個体も現れるんだ。俺達が遭遇した『はぐれ』がそれだな」


最初に遭遇して、あえなく全滅したんだよな。


南軍の川本の武器は相性が悪くて、倒すのにも手間取ったけど、今の日本刀ならなんとか戦えるかもしれない。


それに、星4レアの悟さんと愛美もいるんだ、一匹が相手なら恐れる事はない。


「まあ、かなりの根気が必要になるらしいから、なかなかやろうって思えなかったんだけどね。今はそうも言ってられないだろ」


「根気……ですか。そんなにはぐれを見付けるのが大変なんですか?」


「東西南北に分かれてて、西軍にはぐれが来る可能性を考えるとね。それに、魂の結晶をドロップする確率まで考えると、一体何日かかることやら……」


聞くだけでもその大変さがわかる。


だけど、星5レアの人達は、それをやって来たんだよな。


中には、はぐれを倒して偶然手にした人もいるだろうけど。