東京ヴァルハラ異聞録

御田さん言葉は、俺と沙羅、嵐丸さんに川本、桜井と光輝にも当てはまる。


戦わなければ強くなれないのはわかるけど、同じ目的があれば、敵味方関係なく協力しあえるのに。


「ヘイヘイヘイ!!こっちは超真面目な話をしてるのに、そこはいつまでくっ付いてるつもりだよ!俺と代われ羨ましいな!!」


しんみりした雰囲気をぶち破るように、龍拳が俺を指さして声を上げた。


「半年ぶりに会ったんだからいいでしょ!もう会えないと思ってたんだから」


麻衣は半年もこの街にいたのか。


じゃあ、俺が会っていた麻衣は半年も前から入れ替わっていた事になるのか?


そう考えると……麻衣の寂しさがわかる。


「そんなに人の隣に座りたいなら俺の隣に座らせてやるよ。ほら、幸せだろ?」


篠田さんの圧力に、龍拳は拒否する事が出来ず。


「あ、はい……幸せっす」


そそくさと篠田さんの隣に座った。


「さて、話を進めるかの。奪還作戦だが、ワシらは雷門から正面突破する。何か不都合はあるかの?」


御田さんがそう尋ねると、将太は小さく何度も頷いた。


「問題ありません。篠田さんと御田さんがいて、正面突破しなければ秋本さんに疑われますから」