東京ヴァルハラ異聞録

レベルはMAXの75。


そして、無銘刀が……「大和守安定」という名前に変わっている。


「ほう、NW(ネームドウェポン)じゃったか。タケさん、これはひょっとするとひょっとするぞ?」


「いくらNWでも、星4レアのままだと話にならないでしょ。ほんの少し、勝率が上がったかもしれないって程度ですよ」


NW?NWって何なんだ?


まだPBTのヘルプを全部見たわけじゃないからわからない。


いや、そもそもそんな項目があったかどうかもわからないのだけれど。


「あ、あの……NWってのは」


「ああ、武器には名前が付いている物があるみたいなんじゃ。ほとんど確認はされていないが、南軍の伊良もNWだと言われている。詳しく何が凄いとはわからんな」


つまり、ほとんど何もわからないって事か?


「ま、武器に名前が付いていてちょっぴり特別ってだけだ。それが強いかどうかを知らしめるのは本人次第だろ。せいぜい頑張れよ、少年」


ポンポンと俺の頭を叩き、タバコをくわえた篠田さん。


何となくだけど、意識の中で会った人が誰か、予想は付いていた。


あれはきっと……この日本刀の前の持ち主だったのだろう。


力の一部……それでこの力なら、全部の力を解放したらどれほど強くなるのか。