東京ヴァルハラ異聞録

「なるほどのう。それにしても北軍の主戦力が一箇所に集結しているとなると、かなり厄介じゃぞ。タケさん……勝算はあるのか?」


相変わらず篠田さんと御田さんが話をしている時は真剣そのものだ。


俺も話に付いて行こうと、必死に耳を傾ける。


「んー。五分五分ですかね?秋本を相手にするのに、俺か英太さんのどちらかが取られる。残りを二人でやるとして……一体何人を相手にしなきゃならないのかわからないですから」


「つまり……ボウズ次第って事じゃな!ほれほれ、早う強くならんか!」


笑いながら、バンバンと俺の背中を叩く御田さん。


「無理でしょ。こいつはまだ星4レア。レベルがMAXになったとしても、それは人として最強クラス。星5レアからは、人を超えた領域に入りますからね」


確かに、篠田さんを見ていると人間とは思えない力を持ってるよ。


人を超えた領域というのはわかる気がする。


「ああ、くそ!レベル79止まりか。ソウル6000も使って、4しかレベルが上がらねぇ」


「……レベル上げもなかなか渋いのう。ほれ、ボウズもボーッとしとらんと、さっさと武器を引かんかい!少しでも強くならんといかんだろうが!」