東京ヴァルハラ異聞録

その後、主に篠田さんと御田さんの活躍により、昭和通り付近の防衛部隊はほぼ壊滅状態。


気になったのは横手と首都高に現れた二人以外、それほど強いやつがいなかった事だ。


昭和通りから浅草通りに入り、近くのビルに身を潜めて三人で話をしていた。


「俺と英太さんがいるのがバレたって事は、秋本もそれなりのやつらを集めてぶつけて来るだろうな。こりゃあ、骨が折れそうだぜ」


そんな事を言いながら、PBTから武器を引く篠田さん。


「あ、あの……まだガチャを引くんですか?てっきり篠田さんはもう最高レベルだと思ってたんですけど」


車を持ち上げ、ビルを倒壊させるほどの人だ。


それは当然と思っていたけど。


「……俺でレベルは75だ。まあ、一度キングが破壊されてるからな。四分の一のレベルダウンをしてるんだよ」


……つまり、レベル100だったって事だよな?


こんなに北軍を殺したんだ。


またレベル100になるんじゃないの?


「それよりも、どう攻める?ここからならば銀座線を使えば浅草まで行ける。電車に飛び乗れなくとも移動は可能だが」


「横手に見付かったから、堂々と正面から行くしかないでしょう。強いやつらが浅草寺を固めてるなら、それ以外は雑魚でしょ。だったら、裏をかく意味がない」