『西軍全員に告ぐ。今回の総力戦は全員防衛に回れ。篠田武久と御田英太、結城昴の三人が北軍に侵攻する。戦闘で巻き添えを食らって死にたくなければ防衛に回るように。以上!』
PBTから、久慈さんの声が聞こえた。
「あの野郎、俺達は怪獣か何かかよ。まあ、誰もいない方が気にせず戦えるけどな」
「ハッハッハ!違いない!」
今回は味方が俺を含めたこの三人だけ。
そんな中でよく笑えるな。
まあ、俺より断然強いから余裕があるのだろうけど、俺は不安しかないよ。
「さて、どうする?江戸通りから国際通りに抜けるか?北軍に入ってからだと、そのルートが一番早いと思うが」
「ダメですね。そこはバベルの塔に近い。ポーンやナイトを恐れて人は少ないはずですから、ここは昭和通りから浅草通りのルートの方が良いでしょう。より多くの北軍をぶっ殺しておけば、正午に浅草寺に集まるやつらも少なくなるはずですから」
バベルの塔の方を指さす御田さんに対し、篠田さんは上野の方を指さして答える。
「タケさん……相変わらず発想が怖いなあ。だが、一理ある。総力戦で戦力を削るだけ削れば、後で楽になるって事じゃからな。わかったな?ボウズ」
「は、はい!頑張ります」



