東京ヴァルハラ異聞録

肉を食べて、焼肉屋を後にした俺達は秋葉原に向かって歩いていた。


満腹になったおかげか、普通に歩けるくらいには回復して。


「あの、さっき話してたのは誰なんですか?」


「行けばわかる。でも少し気難しいやつだから、大人しくしてるんだぞ?あいつにかかれば、お前さんなんぞデコピンで頭が吹っ飛ぶからな」


……強い人に頼んでくれたわけね。


それにしても、あんな所で死者の埋葬をしていた人が、そんな強い人と知り合いだなんて、見た目ではわからないもんだな。


まあ、御田さんがどれくらい強いのかすら、俺は知らないわけだけどさ。


そして、移動した先は……秋葉原のカラオケ屋。


ここの三階という事はまさか……。


エレベーターに乗り、三階に上がると、奥の部屋へと御田さんは歩いて行った。


「よ!おつかれさん」


そこにはやはり、篠田さんを含め8人の人達が。


「お疲れ様です英太さん!」


御田さんを見て、ソファから立ち上がり一礼した篠田さん。


他の人達も立ち上がり、同じように一礼する。


……こ、この人、一体何者なんだよ。


それに、集まってる人達。


篠田さんに久慈さん、嵐丸さんや愛美、悟さん、千桜さん、籾井、あと一人は知らないけど、かなりの使い手なのはこのメンツを見ればわかる。