東京ヴァルハラ異聞録

そう言われると……反論出来ない。


真由さんに会いたくて、真由さんを探していたけど、篠田さんという人が守っていると知って、心のモヤが晴れたような感じがした。


きっと、助けてと言われて、どうにかして助けたいと思っていたんだろうな。


「相手が相手だからな。ちょいとワシの知り合いに連絡してやるから待っておれ。悪いようにはせんから」


そう言い、御田さんがPBTを取り出して、誰かに通話をし始めた。


「……あ、ワシワシ。今暇してる?」


なんか、随分軽いな。


肉を食いながら、御田さんの通話が終わるまで待つ。


「今さ、北軍で秋本にやられたってボウズと話してるんだけどさ、どうやら好きな人が殺されそうなんだよね。相手は秋本らしいんだけどさ、手伝ってやってくんない?」


いやいや、そんなノリで秋本相手に手伝ってくれる人なんていないでしょ。


軽い気持ちで来たら、100%死ぬんだから。


「え?まずは話を聞くって?そりゃそうだよな、侵攻部隊と防衛部隊の再編が必要じゃから。じゃあどこに行けばいい?三階?ああ、わかった。また後でな」


御田さんが通話を終了したけど、会話の内容からかなり重要な人物である事は間違いない。


こんな軽いノリで話を聞いてくれる人って……誰だろう。