東京ヴァルハラ異聞録

行くメンバーは、俺と沙羅、そして光輝と川本。


西軍と北軍と南軍が、戦いを一旦止めて、状況の把握をしようと手を組んでいる。


「じゃあ行くよ。皆付いて来てね」


「おいおい、男共はともかく、私を一緒にするなよ。移動くらい、余裕だっての」


沙羅の言葉に、納得出来ない様子で反論した川本。


男共って……俺達はお荷物って事か。


チラリと光輝を見ると、ムスッとしたような表情で。


「そう、それなら安心だね」


そう言って走り出すと、沙羅は頭上にある首都高へと飛び上がったのだ。


「オラ!お前らついて来いよ!」


川本も、沙羅と同じように飛び上がった。


……いや、いきなりそんなジャンプを見せつけられても。


だけどイメージだ。


今はただ、ジャンプする事だけに集中して……。


足の裏に力を込めて、俺も飛び上がった。


武器を強化して、以前よりも高く飛べるようになった!!


なんとか首都高に飛び乗る事が出来たけど、沙羅と川本はすでに先々と進んでいて、首都高から看板のあるビルへと移動していた。


「こ、これ……俺に跳べるのかよ」


急ぐ二人に追い付こうとすればするほど、力の差を認識させられる事になった。