東京ヴァルハラ異聞録

「あの三人!見覚えがあるぞ!森島、秋田……そして光輝か!嵐丸さん!あの三人を止めましょう!」


光輝とは、決闘をして何とか勝ちを拾えた事がある。


だけどそれは悟さんがサポートしてくれたから。


もう一度戦えば……今度は負けるかもしれないという不安があった。


「バカか……あいつらじゃないだろ。お前があの三人を相手しろ。俺と沙羅ちゃんは……その後ろのやつらとやる」


光輝達の後ろ?


殺気を放っているのは光輝達かと思ったけど……違うのか!?


「あ!お前、昴!ここで会ったが百年目!今度は俺が勝つ番だからな!!」


光輝も俺に気付いたようで、嬉しそうに駆け寄って細身の剣を俺に向けた。


「おい、雑魚共。お前らは脇でやってろ。まさか……ここにお前らが来るとは。大当たりだな」


嵐丸さんは三人に目もくれず、後ろにいる二人に金棒を向けた。


「誰が雑魚だコラ!!調子に乗ってるとぶち殺すぞ!!……この方達が」


篠田さんに飛び掛かって、一撃で殺された反省を活かしているのか、大鎌を持つ秋田は、怒りながらも後ろに控えている二人を指さして見せたのだ。


その二人は、光輝達と比べると背が低い女の子。


だけど……確かに、嵐丸さんが言う通り、只者ではない存在感を示していた。