東京ヴァルハラ異聞録




……結果は、星2の武器が4本、星3の武器が1本。


いわゆるハズレで、ガックリと肩を落としたけど、武器を強化出来るという事が唯一の救いだ。


「残念だったね。でも、全部素材にすれば良いんだから。気にしない気にしない」


「はは……ありがと」


最初からそのつもりでも、良いものが出ないと悲しい。


「じゃあ、強化したい武器と、素材にしたい武器を取り出してみて」


「ん……こうか?」


右手に日本刀、左手に今引いたばかりのノコギリを取り出してみたけど……日本刀の異変に気付いて、俺は声を上げた。


「なっ!日本刀が……折れてる」


どこで折れたのかなんて、考えるまでもない。


篠田さんの攻撃を受けた時に折られたとしか考えられない。


「あー、酷いもんだね。ブレイク状態だと、攻撃力が半分になっちゃうんだよ。でも、時間が経てば元に戻るから、待つしかないね」


この日本刀がなければ、俺も直樹さんのように篠田さんに殴り殺されていたに違いない。


俺の身代わりになって、日本刀は折れてしまったんだ。


強くなかったから……篠田さんに負けた。


「強化のやり方はね、素材の武器を、溶け込ませるような感じで合わせるんだよ。やってみて」