東京ヴァルハラ異聞録

「高山真治……恵梨香さんの代わりに俺が言う。それで良いだろ?」


「……ああ。答えが出たのなら、俺はそれでも良いよ。さあ、答えは何番だい?」


「俺達の答えは……だ」


そう言うと、高山真治は眉をピクリと動かして。


俺がその答えを言うとは思っていなかったのか、フフッと笑って見せたのだ。


「そうか……結城昴、キミはその答えを選んだか。じゃあ、俺と戦おう。俺を殺せばこの世界は終わる。そしてキミの願いは叶う。悪いが遠慮も手加減もしない。それで……願いが叶うなら安いものだろ?」


そして、日本刀を構えてその切っ先を俺に向けたのだ。


「結局……こうなるんですね。わかりました、一度本気のあなたと戦ってみたいと思ってましたから」


それに応えるように、俺は日本刀を鞘に納めて柄に手を添えた。


「おっと、お前だけじゃねぇだろ。俺達も戦うからな!じゃなきゃ、ここまで来た意味がねえからよ!」


隣に拓真がいる。


そして、沙羅と麻衣がいる。


恵梨香さんは泣きながら崩れ落ちて、戦えそうにないな。


四人でやるしかないか。


「結城昴……俺の武器を持ちながら、戦闘スタイルが全く異なる面白いやつだ。俺も久しぶりに胸が踊る!」