白でもなく黒でもなく






『いや、真面目に』

『もう酔った?』

『酔ってないし真面目だけど』





って言う割にいつもと変わらない淡々としたトーンで翔はそう言った。







『…だって美波、結婚願望あるんだろ?』

『そりゃあるよ。昔から私の将来の夢お嫁さんだし』




『っていうかもう24だし?』
そう言って私ははあ…と溜息をついた。






『ああ…。高校の卒業文集にも書いてたよな。
小学生ならまだしも高校の卒業文集って(笑)』






そう言って小馬鹿にした様にケラケラと笑っている翔。







『馬鹿にしてる?こっちは大真面目だわ』







そんな翔を睨みつけながら目の前のグラスに残った日本酒を一気に飲み干した。