7日目
12月23日
PM2:04
「花ちゃんと茜ちゃん、ちょっといい?」
「はい。」
「何ですか、チーフ。」
「もうすぐ島に着くけど…二人にお願いがある。」
「はあ…?」
「亮のことなんだけど…自殺したってことは冬ちゃんには言っちゃダメだから。」
「言わないですよ、そんなこと。」
「どうしてですか、チーフ?」
雫が納得がいかない様子で亜紀に問い返した。
「冬ちゃんのせいじゃないでしょ、それ。」
「未来が亮を追い詰めたんだから…」
「どうして冬ちゃんが亮を追い詰めたことになるんだ?花村?」
それまで黙ってそばで聞いていた課長が怒気を含んだ声で問い詰めた。
「まあまあ…課長も抑えてくださいよ。」
「すまん…しかしなあ…冬ちゃんは被害者なんだからな、花村。それができないのなら、フェリーには乗せられないから今すぐ東京に戻れ。」
12月23日
PM2:04
「花ちゃんと茜ちゃん、ちょっといい?」
「はい。」
「何ですか、チーフ。」
「もうすぐ島に着くけど…二人にお願いがある。」
「はあ…?」
「亮のことなんだけど…自殺したってことは冬ちゃんには言っちゃダメだから。」
「言わないですよ、そんなこと。」
「どうしてですか、チーフ?」
雫が納得がいかない様子で亜紀に問い返した。
「冬ちゃんのせいじゃないでしょ、それ。」
「未来が亮を追い詰めたんだから…」
「どうして冬ちゃんが亮を追い詰めたことになるんだ?花村?」
それまで黙ってそばで聞いていた課長が怒気を含んだ声で問い詰めた。
「まあまあ…課長も抑えてくださいよ。」
「すまん…しかしなあ…冬ちゃんは被害者なんだからな、花村。それができないのなら、フェリーには乗せられないから今すぐ東京に戻れ。」