初恋リンゴ

「だって笹宮さんは、、、仲良いでしょ、あの席近い女子達と。」

すると、彼女の目線が少し下がる。そして、こう言った。

「そのことだけど、図書室で長話は嫌だから、メールを送りたいの、

私と連絡先交換してくれる?」

「え、うん、良いけど、、」

「夜に何かしら送ってるわ、きっと。」

変な気分にならずにはいられなかった。自分のような者が、美少女転校

生と2日でメルアドを交換してしまった、、、しかも何の意識もせず。



そして、その日の夜、時間を見ようとなんとなくスマホを見ると、一件

の新着メッセージがあった。



「ここで言ったこと、全部秘密にしてね、良い?」 笹宮月乃

3分前のメッセージの、返信ボタンを押して、「了解。」と

うって、送信する。

ちょうど見ていたのか、すぐにまたバイブが鳴る。

少しわくわくして、ブルーライトの方へ眼をやる。

「過去の事を振り返るのは嫌だけど、もう誰かにさらけ出してもいいん

じゃないかと思ったから、言うね。私、前の学校でひどいいじめを経験

したの。そこでも転校生だったからかな。」