その知らせが飛んできたのは、月乃と勉が
席で隣になって、2週間ほど経った時だっ
た。
休み時間の最初と最後に、こっそり紙きれ
を使って会話していた頃。
それはクラス全員を驚愕させた。
朝、勉が登校すると、いつもはもう来てい
る月乃がいない。
朝の会にもいなくて、「体調でも崩したの
か」と思っていた。
突然先生が颯爽と入って放った一言は、
「おはよう」ではなかった。
「みなさん、落ち着いて聞いて下さい。笹
宮さんが、ゆうべ自動車事故に遭いまし
た。」
クラス全体が驚愕の渦に飲まれていた。
勉は、どうしても受け入れられず脳内活動
が止まった。
「先生、無事なんですか、」
どこかの男子が聞く。
「意識は戻ったが、大怪我を負って集中治
療室にいる。そして、」
勉は息を呑んだ。
「私が笹宮さんについて伝えておきたい事
はもう1つあります。笹宮さんは、2学期
から別の学校に転校します。本当は、今日
はみんなにこれだけを伝えるつもりでし
た。この知らせを受けたのがおとついの
昼、事故の知らせがあったのは昨日のゆう
べでした。」
席で隣になって、2週間ほど経った時だっ
た。
休み時間の最初と最後に、こっそり紙きれ
を使って会話していた頃。
それはクラス全員を驚愕させた。
朝、勉が登校すると、いつもはもう来てい
る月乃がいない。
朝の会にもいなくて、「体調でも崩したの
か」と思っていた。
突然先生が颯爽と入って放った一言は、
「おはよう」ではなかった。
「みなさん、落ち着いて聞いて下さい。笹
宮さんが、ゆうべ自動車事故に遭いまし
た。」
クラス全体が驚愕の渦に飲まれていた。
勉は、どうしても受け入れられず脳内活動
が止まった。
「先生、無事なんですか、」
どこかの男子が聞く。
「意識は戻ったが、大怪我を負って集中治
療室にいる。そして、」
勉は息を呑んだ。
「私が笹宮さんについて伝えておきたい事
はもう1つあります。笹宮さんは、2学期
から別の学校に転校します。本当は、今日
はみんなにこれだけを伝えるつもりでし
た。この知らせを受けたのがおとついの
昼、事故の知らせがあったのは昨日のゆう
べでした。」

