初恋リンゴ

前までは本の話しかしなかったのが、初め

て一緒に帰った日からどんな話でもするよ

うになった。

先生の話や休日は何をして過ごすかなどだ

った。





すると、驚くほどに、二人の趣味や好みは

一致する事が多かった。

それを実感するたび、勉は月乃の事がどん

どん好きになった。

互いが好きなシリーズの本を貸し借りする

事もあった。

ある時、別れる時にふと月乃が横を向いて

目を合わせて言った。

「明日、何の日か覚えてる?」

「え、何かあったっけ??」

「先生が言ってた、、席替えだよ。私が転

校してきて初めての、席替え。」

「あ、、、」

そう言って月乃は去っていった。

勉は、自分が思っている事を、月乃も思っ

てくれていたらと願った。

(隣、とは言わないから、責めて斜めかその

前後!)

と思いながら勉は思った。

(それも十分高望みか。)



本当にまさかのまさかの結果になるとは思


いもせずに。

次の日、朝登校して黒板を見ると、勉は面

食らった。