初恋リンゴ

とその瞬間、またまた笹宮の口からどきっとする言葉が出

た。

「あ~」

「どうかした?」

途端に空を見上げた笹宮に問いた。

「なんか、今無償にいちごが食べたいんだよね。」


呆然とした。笹宮に心を読まれたようだった。

「え、分かる、なんかね、、、でも、本当に今そう思っ

た?」

「え、どういう事?本当にいま無償に食べたいの。」

(こんな事があるのか?同じタイミングで同じ事を思うな

んて。

とりあえずここは軽い感じで、、、)

「え、もしかして、笹宮って超能力者??人の思ってる事

が分かるんじゃない?」

なんとかの思いであふれ出る親近感と上がりつつある動悸

をぎりぎり抑えたが、また戻された。