初恋リンゴ

笹宮は、勉より二三歩先を早足で行く。

下り階段になって、彼女の制服のスカート

がちょっぴりふわっと膨らむ。

「可愛い、、」と思う。少し見とれる。






だが、その数秒後には我に返った。

(きっと、向こうは、一緒に帰っても、何も

思ってない。気にする必要ない。冷静に考

えて、注目の的のクラスの美少女と、クラ

ス1の陰キャの自分だ。何があっても、世

界が違いすぎる。ただ、、趣味で重なりあ

う所があるだけだ。それだけの話だ。)

勉も早足で階段をかけ下りた。

結局、靴箱まで一緒に来た。

もう動揺は治まっていたが、ここで、また

動悸が速まる事が起きる。