初恋リンゴ

「だからね、ああいう堂々として自信満々な女子達は、最初転校してき

た時に気を付けようと思ったよね。取り囲んで歓迎してもらったのはあ

りがたいけど、まだ心のどこかで警戒してる。もうちょっとしたら転校

生っていうキラキラ感は薄れるし、その先やっていけるか正直全然自信

なくて、授業でもうるさいし、傍から見たら私がちょっと前に見ていた

ああいう子たちの見方と自分が同じ見え方がしてるんだろうなって思う

とすごい変な感じ。他の子とも話したいけど、全然隙ない。だからちょ

っと1人になりたくて放課後はいっつも図書室に来てる。」

口が自然にぽかんと開いた。以外だった。今自分のクラスで最もキラキ

ラしている人が、少し前までいじめにあっていたなんて。元からそうい

う星に生まれたと誰もが思っているだろう。

「え、じゃあ素では意外と控えめなんだ。」


「うん、学校でも素でいたら、たぶんすごい暗すぎて影みたいな雰囲気

出してる。転校生でそれは嫌だけど、あの子達には早速うんざりしちゃ

ってる。難しいな、、、、(笑)」

と送られてくる。(笑)の絵文字は小さかった。