「以上です、読者のみなさん、ご購読あり

がとうございました。」

その一文で、長くないが、長い筆者あとが

きが終わっていた。

玲は視線を本から離し、ゆっくり天井をあ

おいで、呟いた。

「笹宮月乃、、また会えたな、こんな方法

で。」

すると、5歳の娘が、「ねえねえ、どうした

の?」とぴょんぴょん飛び跳ねた。

玲はちょこっと顔を近づけて言う。

「良い?これはパパがまだ小学生の頃の、ず

っと前からの、お話だから。」