あなたの願い、残酷に叶えます。

あたしは大股に大智へと近づく。


大智はそんなあたしを見て何かを感じ取ったように、ため息を吐きだした。


それはまるであたしが悪いような雰囲気で、一瞬眉がピクリと動いた。


できるだけ冷静になろう。


ゆっくり話をしようと思っていたが、やっぱりそうはいかないみたいだ。


「どうした?」


大智があたしを見ずに聞く。


「こっちを見て」


大智の机の両手をついて言った。


他のクラスメートたちが何事かとこちらを見てくるが、気にしている余裕はなかった。


「話があるなら、廊下で」


大智が立ちあがる前に、あたしは口を開いた。


「昨日、見たの」


あたしの言葉に大智が動きを止める。


教室内がシンと静かになった。