あなたの願い、残酷に叶えます。

かなり早足で歩いてきたため、大智の家が見えた時には息が切れていた。


スマホで時間を確認すると、ちょうどあたしと約束した時間が近付いてきていた。


あたしは電信柱の陰に立ち、大智の家の玄関をジッと見つめる。


その状態で何分経過しただろか?


そろそろ近所の人に怪しまれるかもしれないと感じていた時、大智の家の玄関が開いたのだ。


ハッと息をのんで身をひそめる。


中から出てきたのは大智本人だ。


いつもあたしとデートする時と同じような格好をしている。


自転車に乗られたらどうしようかと思ったが、大智はそのまま歩きだした。


ひとまず安堵して、その後ろを追いかけた。


どこにいくつもりだろう?


そう思いながら歩いていると、すぐに目的地に到着した。


大智の家からほんの数分の場所にあるコンビニだ。


なんだ、ここに来ただけなのかな?


そう思った時、コンビニの前に1人の女の子が立っているのが見えた。