画面も変えられない、外にも出られない、電源も落とせない。


この異常事態に、呼吸が浅く短くなってくのを感じる。


「やっぱり、おとついあんなことをしたからだよ!」


そう言ったのは真美だった。


一瞬全員が静まりかえった。


重たい空気に押しつぶされそうになる。


「……違う」


あたしは低い声で言い、真美を睨みつけた。


あたしに睨まれて、真美がひるんだのがわかった。


「おとつい充男が参加したのはあんたのせいでしょ」


その言葉に真美が大きく目を見開いた。


表情が歪み、うつむいてしまう。


そうだよ。


おとつい、充男はアレに参加するはずじゃなかったんだ。


参加したのは真美がいたから。


あたしたちのせいじゃない……!