あなたの願い、残酷に叶えます。

「違う……俺は大壱じゃない」


声が震えて、涙が流れた。


たとえ俺に大壱の血が流れていたも。


山賊の祖先がいたとしても、それは俺じゃない。


俺じゃ……ない!!


残酷様が手を伸ばし、俺の腹部を突き破った。


「うっ……」


痛みは感じない。


そこまで到達していない。


ただ、腹部が焼けるように熱くて顔が歪んだ。


残酷様の手が、俺の内臓をギュッと掴む。


その瞬間、失禁していた。


下半身がジワジワと温かい。


残酷様は何も言わず、俺の臓器を引きずりだす。


空になった腹部は物悲しく、とても軽く感じられた。


俺は横倒しに倒れ込む。


山賊たちの残像が消えて、森が消えて、自分の部屋にいた。