あなたの願い、残酷に叶えます。

画面上で死んで行った6人。


残酷様の儀式をした6人。


そして、最後に俺の前に現れた残酷様。


でも俺は儀式に参加していない。


だから大丈夫だったはずなのに……残酷様は自分の生い立ちを俺に見せた。


それは本当にヒドイ話で、村人を恨むのは当然だと感じられるものだった。


でもどうして?


残酷様はどうして俺に自分の過去を見せた?


俺はまたゴクリと唾を飲み込んだ。


残酷様はどんどん俺に近づいてくる。


布を頭に被ったままで。


残酷様の過去の傷はグジュグジュに膿んで、腐って、もう崩れ落ちてしまいそうだ。


それでも残酷様は傷を抱えて、呼ばれたら現れる。


今日も、明日も、明後日も。


なぜなら終わっていないから。


残酷様の復讐が、終わっていないから。


目の前まで来た残酷様に俺は尻もちをついてしまった。