あなたの願い、残酷に叶えます。

血の気がスッと引いてくのを感じる。


「一体どうなってんだよ!?」


翔が叫ぶ声が聞こえてきてあたしはタブレットを確認した。


見ると、翔は椅子を振り上げて窓ガラスへぶつけている。


「なにしてるの!?」


思わず声を上げる。


「ドアも窓も開かないんだよ!」


椅子は窓ガラスに弾かれて床に落下した。


「嘘……」


あたしは机の前にある窓へ手を伸ばす。


鍵を開けるが、窓はビクとも動かない。


「なにこれ、どうして!?」


6人全員が混乱し、悲鳴を上げ始めていた。


みんな、部屋から出られなくなってるんだ……。


その瞬間背中に虫唾が走った。


言い知れぬ悪寒に体が震える。


「タブレットを使って、外と連絡を取ろう」


充男がそう言って操作し始める。


あたしはゴクリと唾を飲み込んでその様子を見つめた。


「ダメだ。画面を切り替えられない!」


「どうして!? やり方間違ってるんじゃないの!?」


景子が叫ぶ。


あたしは自分のタブレットのメール画面を呼び出そうとした。


しかし、充男が言うとおり画面を切りかえることができないのだ。