あなたの願い、残酷に叶えます。

次いで違和感のある頭部に触れてみると、そこにはターバンのようなものが巻かれていた。


「なんだよこれ……」


こんな格好をした覚えはなかった。


俺はオンライン授業の時、普通にTシャツとジーンズだったはずだ。


こんなターバンだってつけていない。


それでも今はつけている。


顔に触れてみると頬骨がゴツゴツした。


普段の自分のものじゃない。


ついで顎髭がたっぷりと生えているのがわかった。


こちらは硬くてザラリとしている。


「なんだなんだなんだ!?」


自分の姿が明らかに変化している。


けれど鏡がなくて確認することができない。


混乱する頭の中で、1人の少女の姿が浮かんできた。


まだ中学生くらいだろうか、色白で奇麗な少女だった。


その辺のアイドルなんて比にならないくらいに可愛い。


俺はこの子を知らないはずなのに、知っていると感じた。