あなたの願い、残酷に叶えます。

血管はクワによって塞がれているから、なかなか死ねなかったのだろう。


気がついたあたしはクワを力任せに引き抜いた。


その瞬間、血が噴水のように噴出して、あたしの足を濡らして行く。


生暖かな感触。


まるでお風呂に浸かっているような心地。


女が力をなくし、声も止まった。


朝日は完全に上り切り、村の人たちを照らし出した。


みんな綺麗だった。


赤く染まって綺麗だった。


ヌラヌラと光って綺麗だった。


あたしは笑いながら走りだしていた。


アハハ。


アハハ。


この後あたしはどうすればいいんだろう?


山賊はなにも教えてくれなかった。


人を殺す方法は何度も何度も見てきたのに、その後のことはわからなかった。