あなたの願い、残酷に叶えます。

「だから何?」


あたしはふーう、と大きく息を吐き出して聞いた。


「おとついはおとつい、今日は今日でしょ」


「そうだけど、なにかあるって思わないか?」


充男の言葉に景子が左右に首をふる。


「別に、思わないよ。こんなのただの偶然じゃん?」


「そうだよな。タブレットの不具合だ」


賛同したのは翔だった。


「航大はどう思う?」


黙っている航大へ話しを振ると「俺は紗弓と同じ意見だから」と、言われた。


「そっか。じゃあ、あたしもただの偶然だと思う」


あたしの言葉に充男はため息を吐きだした。


「おとついと同じメンバーだけここに残って、退室もできないしスマホも使えなくなったのか?」


充男の言葉にあたしはピクリと眉を動かした。


「なにが言いたいの?」


「だからさ――」


「ごめん、あたしちょっと飲み物取ってくる」


のんきな声で景子が言い、席を立った。


それを見てピリピリし始めていた空気が一気に和む。