あなたの願い、残酷に叶えます。

会話を聞いているうちに6人で儀式をしたことがわかった。


そして残酷様を帰しそびれたことも。


「俺は関係ない。俺は関係ない」


画面上で紗弓が3年B組の中に逃げ込むのを見て、俺は何度も呟いていた。


そう、紗弓が死んだ時の映像も俺のタブレットには映し出されていたのだ。


今、紗弓の目の前に布をかぶったあの女が現れた。


紗弓は逃げようと体を反転させる。


けれど女の素早い動きによって、紗弓は羽交い絞めにされていた。


ギリギリと締めあげられている。


俺は咄嗟に画面から視線を外した。


見たくない。


見れない。


紗弓が死ぬところなんて……。


そう思うのに、紗弓の肉が引きちぎれていく音がタブレットから聞こえてきた。


手を伸ばし音量を調節する。


音を小さくしたはずなのに、その音は俺の脳内へと響いてきた。


ギチギチギチギチギチッ!


紗弓の体は少しずつ少しずつ圧迫されているのが、手に取るようにわかった。


顔をそむけているのに、紗弓の苦痛にゆがむ顔が見えた。


そして、骨が砕ける音。


紗弓の口から大量の血が吐き出される。


それでも女は……残酷様は力を緩めない。