あなたの願い、残酷に叶えます。

椅子に座って少し操作をしただけで、すぐに顔をしかめる。


「ダメだ。あたしのアプリも動かない」


「嘘でしょ?」


スマホもタブレットも調子が悪いんじゃなにもできない。


「俺のも使えない」


「俺のもだ」


男子たちがスマホを確認して口々に言う。


真美も同じように頷いている。


冗談じゃない!


メッセージアプリは友人と繋がるための大切なアイテムだ。


これがないと授業のスケジュールも回ってこなくなる。


「もう、ほんとイヤなんだけど」


あたしは乱暴にスマホの操作を続ける。