ねぇ、雪良?
どうして、私を苦しめるの、?
____ッガタンッ____
物音に目を覚ませば目の前は天井。
「ん、、雪良、?」
ベッドから起き上がり辺りを見渡す。
だが、雪良はいない。
どこに行ったんだろ。
急に、なぜかわからない不安が押し寄せてくる。
「ゆッ..ゆらぁ、雪良!!」
なぜか涙が目から零れ、雪良がそばに居ないことが苦痛に感じた。
私は一向に現れない雪良を探しに総長室であろう部屋の扉を開け、幹部室の方向に向かう。
___ガチャッ___
「雪良?」
そう言って開けた幹部室には雪良ではない2人が居た。
「...んぁ?あぁ、雪良の妹か」
私を見て睨むようにして言うシルバーの髪の男。
「どうしたの?」
心配そうに私に言うダークブラウンの髪の男。
「...雪良が、雪良がいない...。どこなの..どこに行ったの雪良、、?」
そう言う私を見て茶髪のひとは困った顔をし、シルバーの人は面倒くさそうな顔をした。
シルバーの髪の人は頭をガシガシと掻き、立ち上がってこっちへ向かってくる。
そして私の前までくると、私を抱き抱えた。
「連れてってやるから暴れんじゃねぇぞ」
この人、、優しい。